日直地獄

小学校では事件が起きる

スクリーンショットを撮影した後、枠を描いたりテキストを書くことができ、その後Slack,imgur等にアップロードできるchrome拡張作った

作った。すげー便利です。
chrome.google.com

使い方紹介動画


作った理由等

例えば、ページの全体を撮影して、そこに解説を書き込みたいと思った時に、何らかの手段でスクリーンショットを撮影して、ローカルにダウンロードし、プレビューかなんかで枠を記載し再アップロードする*1というという手順が必要になる。そうすると、ローカルのスクリーンショットファイルはものすごい勢いで増えていくし、なんだかすげー大変だったので、これが続くよりも拡張を書いたほうがトータル効率が良いと思い、趣味で書いた。

その後、興が乗り、便利な機能・不要だけどいい感じの機能を実装できたので満足している。特にスクリーンショットに任意の画像をスタンプとして貼り付けられる機能は、コラ作成に便利そうだけど、仕事で活躍する未来は見えない。

ちなみに下記の機能を実装しています。便利なのでどうぞご利用ください。

スクリーンショットの範囲

  • 見えている範囲
  • ページ全体
  • デスクトップ全体or任意のアプリのウィンドウを指定しての撮影

切り取り機能

スクリーンショットに絵を書く機能

  • 枠線
  • 矢印
  • フリーハンド
  • テキスト挿入 (任意のフォントも指定できる)
  • 任意の画像を差し込むスタンプ機能

アップロード先

  • Slack
  • imgur
  • Hatena Fotolife
  • Hatena Group File Upload
  • もしくはアップロードせずにPCに保存

補足

  • Toasty!の元ネタはこれ
  • Slackの連携するには自身でclient_id, secretを生成してもらう必要がある
    • なぜなら、Slackのドキュメントにはclient_id, client_secretは共有するなと書いてあったから。しかし、共有したところでOAuth2の callback urlはSlackの管理画面側で指定したURLに一意に定まるため(そしてChrome拡張はcallbackを受け取るエンドポイントが用意されている)、クライアントを騙っての狼藉も出来ない気がするし、client_id, client_secretを使ってユーザーに何らかの対処(例えばBANとか)を施すことは出来なそうに見える。そういうことを考えると別に拡張の中にclient_secretを入れてもいいんじゃねえのとは思いつつも不安なので入れなかった。他のSlack連携のある拡張ではclient_secretを入れていた
    • 誰か教えてくれ!
  • アップロード先、あとはGoogleDriveくらいは対応したいですね

*1:そしてアップロード先ははてなグループのファイル共有だったりする。当然ながらそれをサポートしている拡張は存在しない

タスク完了お疲れ様コメント募集してます

Slack上のタスク管理ツールをgoogle apps scriptで作成し、タスク完了お疲れ様コメント公募機能を追加したので本記事の下部からご投稿いただけますと幸いです。


作ったタスク管理ツールについてちょっとだけ書いておく。

これができるまでのタスク管理は、朝、Slackの#times_airreaderにtodoを貼り付け、完了したらdelしていくというスタイルでやっていましたが、それも面倒だし、google apps scriptで簡易なタスク管理ツールを作ったらええやんけ、ということで作った。

  • show:コマンドでタスク一覧表示
  • add: [タスクの内容] [期限] [毎日やるタスクかどうか]でタスクを追加
  • done: [タスク番号] [完了コメント]で、タスク完了となる。

特徴的なのは毎日やるタスクは毎日復活する仕組み、完了時のコメントくらいで、機能はシンプル。

こんな感じでInformationOkomeちゃん(スクショではtypoってますね)が応答をくれる。
f:id:AirReader:20161227202820p:plain
タスクを終わらせると、お疲れ様〜と声をかけてくれる。
f:id:AirReader:20161227202807p:plain

お疲れ様〜と声をかけてくれるのはまあ良いのだけれど、ワンパターンでつまらなくなったので、お疲れ様コメントを公募いたします。

サポートからディレクターになって

こんにちは、id:AirReaderです。この記事は、はてなディレクターアドベントカレンダー2016の4日目です。昨日は id:chris4403 の「はてなで役立ったSIer時代の経験・スキル」という記事でした。

経歴

2008年にはてなサポートにアルバイトで入社しました。当時、はてなワールド*1というサービスでどっぷり遊んでいたところアルバイトに誘われたのがきっかけです。アルバイトの最初の面接で、当時副社長の川崎さんに「人力検索に『人の殺し方を教えてください』という質問が投稿されたらどうしますか?」という質問を受けたことは今でもはっきりと覚えています。サポートとして投稿された情報をどう取り扱い判断するかを見るのにとてもいい質問だと思いますし、ぼんやりと問い合わせに答えるという業務を考えていたのが、今後そういった判断が必要な場面に直面していくのだろうという気持ちにさせられるものでした。
その2年後に入社。2015年からディレクターを担当することとなりました。ディレクターとして働く上で、サポートの経験がとても役に立っています。

サポートのシステムへの理解が生きる

入社してからは、誰よりもはてなのサービスについて詳しくなろうと思いました。過去の日記を読んで仕様の思想を把握したり*2、意図がかかれていない機能については歴史をたどって勝手に意図を考えてみたり、DevToolで動きを確認してみたり。業務で直接求められたものではありませんが、空想を巡らすのがただ単に面白かったのです。
しかし、このようなバックボーンがあると、サポートでは細かい「なんで?」に対応できるようになりますし、回答もよりよいものになります。また、エンジニアに依頼する際には当たりをつけて、情報を付け加えた上で伝え調査のコストを下げることが可能になりました。前者はそもそもディレクターの仕事ですし、後者は多岐に渡るサービスを担当している現状、エンジニアの調査工数を下げるために役立っています。

サポートのユーザーへの理解が生きる

ユーザーも小学生(おそらく)から年配の方(おそらく)までと幅広く対応する事になります。サポートはサービスのことを知り尽くした手練のようになっていくわけですが、当然問い合わせするユーザーはサービスの知識はありません。ボタンやタブがあっても気づかなかったり、返信も冒頭しか読まない、ということも発生します。我々が当然そこにあると思っているものがユーザーには見えていないのです。そして当然ですが、使えないときは本気で怒られますし、うまく解決できた場合には本気で喜ばれます。その隔たり、熱意を認識できる機会は貴重ですし、工夫する余地に気付かされます。

多様なサポート業務がディレクター周辺の業務知識が生きる

サポートでは、本当に多様な業務を行いました。うごメモシアターうごメモはてな*3の主担当として、お問い合わせ対応、対応基準の策定、電話窓口の整備、ユーザーへの啓蒙活動など一通りの業務を行い、さらに利用規約作成や警察対応、資金決済法など法務領域や内部監査担当まで様々です。いずれも大変なこと辛いことはありましたが、それぞれ面白い部分はあるなと思っていましたし、ディレクターとして働いていると、このへんの知識が時々顔を出してきます。その結果、質問を受ければ大体正しい回答が出来ると思っていますし、自身の手におえないときには適切な窓口を紹介できるようになっていると思います。町医者みたいなディレクターになりたい。

エンジニアとの交流

交流と書くと高尚な感じがしますが、まあ遊びですね。金曜日の就業後に、畳スペース*4でお酒を飲みながら、思いついたアプリケーションを作ったりしているエンジニアが楽しそうで、仲間に入れてくれーという思いで、一緒にコードを書いたところ、なにか動くものが作れるくらいにはコードが書けるようになっていました。これはそのままディレクターの仕事に役立っています。

「おもしろい」を伝える仕事

私のキャリアがこのようなものになったのは、自分の好奇心と、他人の好奇心を大事にした、というところにあるのかもしれません。本気で面白がっていることに賛同してくれる人がいれば嬉しいですし、本気で面白がっている人にはついて行きたくなる魅力が出るはずです。引き続きいろいろなことに対して面白がっていきチームを盛り上げていきたいな、と思っています。

明日、はてなディレクターアドベントカレンダー5日目の担当者は、前述のはてなワールドですげー面白い人だなと思って遊んでいたら創業スタッフだった!という出会いをした*5 id:onishi です。お楽しみに!

なんでも面白がっていく姿勢をお持ちの方、はてなのサービスが大好きな方、ぜひご連絡ください!
http://hatenacorp.jp/recruit/hatenacorp.jp

*1:今はもう終了しています

*2:はてなでは、業務ではてなグループを利用しており、テキストでログを残す文化があります

*3:当時はてな任天堂さんと一緒にやらせていただいていたサービス。※2013年5月31日サービス終了

*4:談話室のようなもの

*5:当時は、サービスやユーザーが好きで、はてなスタッフのことは全然知らなかったのです…

「この世界の片隅に」を見てきた

この世界の片隅に」を見てきた。とても良い映画だった。劇場で見て大正解の映画だった。見てない人はこんな日記を読んでないで劇場に走れ!!まあ…ネタバレしない部分でおすすめ点を書いておく。

空襲や対空砲火など音響が凄まじい、という理由から映画館で見るべきだと思っている。基本的に前半は戦時中の日常、生活、恋愛などがとても丁寧に描かれているが、そこからシームレスに空襲につながる。飛行機のプロペラ音、高射砲の音、高射砲の榴弾が炸裂し破片が地上に降る音(高射砲の破片の描写初めて見たかも…)、瓦を突き抜ける音、防空壕の振動、機銃掃射などなど、どれも異常な迫力がある。実際の戦争においては、こういう音は、音及び圧力として伝わっているはずで、その圧力を体験するには劇場しかありえ無い(シアタールームを持ってる人は知らん)。そしてこの迫力が何でもない日常と地続きに訪れることで、描かれている日常をより意識することになる。

こう書くと、戦争映画かーと思われそうなので書いておくと、戦争が中心ではなく、あくまで中心は生活、生きていくことを前向きに捉えた映画なので、多くの人が楽しめるかと思う。

…これでもすげー重い感じだな。

笑ったり泣いたりしたんだけど「泣ける映画だよ!」みたいなおすすめはしないし、戦争とか平和だけにフォーカスすると重そうに感じられそうだし、「戦前戦中の生活の話です」だとキャッチーさに欠けるし、とにかくおすすめなのだけれど、おすすめポイントが難しい映画だった。