日直地獄

小学校では事件が起きる

魔王は最初っから強いモンスターを向かわせろよ問題

何故魔王は勇者に勝てないのか
に触発されて。が、ちょっと話がメタるので関係ないと思われます。


タイトルにもある発言は小学生がよく突っ込む、いや突っ込まざるを得ない問題です。これは主人公が弱い最初ならまだしも、ある程度頭角を現してきた頃には非常に強いモンスターをむかわせるべきだという趣旨だと思う。


破邪の封印というファミコンソフトがある。これはRPGではあるが、ほかのRPGとは一線を画すものだ。まだクリアしていない(出来ないとも言う)ので詳しいことは分からないけどとりあえず、一歩森や山に踏み出せばボス級の敵が登場してくるのです。即、死です。つまり全国的に満遍なく強いモンスターを配置しているのであります(野生のモンスターかもしれませんがとりあえず魔王の手先と断定)。そういうことはきっとコストが嵩むだろうから、出来るのはかなり成熟した魔界しかないだろう。まあ、魔界にもいろいろあるだろうけど、モンスターは無尽蔵に出てくるからここではすべて成熟していると考えます。


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つまり、タイトルの問題に対する解答として破邪の封印があげることができるのではないかと思う。『解答:派遣しても勝てないよ』ということになる。ここまでしてもやはり魔王は主人公に倒されてしまうのだ。主人公に抜け道が発見されてしまうのだ。(ここで、ドラクエとかFFのことを僕は言ってるの!と小学生に言われると非常に困る。が、無尽蔵にモンスターが存在しておきながら、各地に派遣しないのは何らかの事情があると考えてよいのではないだろうか。)


こう考えると主人公が魔王に勝てるのはRPGの世界が多元世界であるという答えが自然と出てくる。破邪の封印のような成り上がり不可能な状況を打破するためには死すら駒にしてメタ位置に情報を集め、エンカウントという魔王の気まぐれを掻い潜り、裏をかき続けなければならない。魔王が一本の時間しか所有していないのに対して、主人公は無限の時間を所有しているのですね。そりゃ勝てません。ちょっとG・E・レクイエムな気もしてきたし。