前に結局人のことが分からなかったと言ったのはやっぱり僕の中に日本人としての金勘定や生活観が残っていたりしたからなんだと思います。ボられても日本円なら安いとか思っちゃったら一気に距離感を感じちゃいます。その国の尺度が知りたい。きっとそれが旅なんじゃないかしら。タイ人どんな生活してんのかなー。
ほほえみの国
印象としては、そんなに微笑んでばかりでもなかった。もちろん人によって差があるんでしょうが、働いている人はあんまり微笑んでなかったなあ。ホテルのウェイターとかすごい怖かった。理由が、収入が安定してるから笑わなくてもよくなったとかだったら嫌だなあ。
右トゥクトゥクの運転手とかタクシーの運転手とかもあんまり微笑んでなかった。ただ、これは自分がボられまいとして険しい顔になっていたからかもしれない。なぜなら最終日あたりになり、僕もなれて吹っかけられたときにへらへら笑いながら去るという技術を身につけたら、運転手があんまり険しい顔をしてなかったような記憶があるから。
お世話になった運転手たち。(右の人は時速120キロで飛ばしているにもかかわらず両手をたたいて笑う愉快な人だった。殺す気か!)
仏教国
僕にとって一番不思議な感じがしたのが仏教への接し方だった。露店やマーケットなどでも大量の仏像が売られていてとても不思議。別に観光者向けの商品でもないみたい。現地の人が仏像にものっそ顔を近づけて綿密に鑑定して買ってたから。日本人の感覚からすると、露店とかでぞんざいに大量に売ったりするのは、あんまり仏教者としてよろしくないような気がする。だけど、なんとなくこの人たちは仏教が好きなんだろうなと思った。説明できないけど。
仏像が溢れてて宗教を自由に扱えるタイの宗教心と、宗教が無い無い言われているけれど(根底には)自由な宗教心がある日本。ちょっと似ているなあと日本に帰ってきて思いました。
不可解な行動
左)写真には写っていないが、実はこの後ろに4人いる。つまり6人乗り。多分80キロぐらい出てる(メーター壊れていたので確認できず)。子父子子母子の順。
右)地下鉄ではなぜか全員が進行方向を向いていた。不可解ナリ。
写真を見て「速度が上がりそうな気さえしてきます」とはid:kan-ran氏
国王大好き
いたるところに国王の写真が飾られてあった。ビルの壁が国王だったりもした。僕が行ったときには、タイ国王の姉、ガラヤニ王女が亡くなられていたとかで、黒い服が流行していました。プミポン国王が病気から回復したときにピンクのジャケット着てたからピンクの服が流行ったりしたそうです。