ピクミン楽しんでやっているなーとは思っていたけど、まさかピクミンをクリアして泣く*1とは思わなかったというのが正直なところ。聞けばドレイク号が星を離れ、ピクミンとお別れしなければならないのが淋しかったらしい。なんてかわいいんだ…。そしてなんてゲームに真面目なんだと思った。
ただテレビゲームがやりたいだけなのかと思っていたんだけど、彼は本当にピクミンの世界観に入って楽しんでいたのだなと、こちらも感動してしまった。
「過去に戻す」機能と、クリアデータの説明の難しさ
ゲームをクリアすると、セーブデータはクリア状態になる。セーブデータ選択画面でそれを選択すると、いつもの画面に移るが、「過去にもどる」しか選択できない。過去に戻ればばまたプレイすることができるんだけれど、離れたはずの星に戻り、助けたはずのオリマーさんやボスも復活してしまう。何度か説明したんだけれど、よくわからなくて混乱していたようだった。確かに過去に戻す機能は、ゲーム的には必要なギミックで、これがないと完全に詰んでしまう。…とは思うけれど、この機能は物語とは一切関係なく、なんの説明もない。エンディングでピクミンとお別れしたはずの彼にとっては、受け入れがたい仕組みなのだろうな、と思った。お父さんは、その姿勢正しいと思うよ…。
物語とゲームオーバー
ただ、厳密にゲーム内の物語を受け入れているわけでもないらしい。ボスが怖くて先に進められず、何度も何度も食糧不足になりゲームオーバーになっていた。ゲームの中から見れば、食糧不足になり3人は死ぬという極めて悲劇的なイベントが発生する。いくらでも増やせるピクミンがボスに食べられて減ってしまうよりも悲劇のはずなんだけど、全然気にする素振りがなくて、ゲームオーバーの接近によるケツたたきが機能していなかった*2。
これは腹減った的な描写とあのときこうしていれば…というメッセージが出るだけで、悲しいイベントだというのが伝わっていなかったというのと、一日戻すだけだと基本的には何も状態が変わらないので、エンディングのような物語の推移が発生していないから何も違和感がないというのが、理由として挙げられそう。
子供にピクミンはどうだったか
全体的に良かった。先に進むために今やらないといけないことを書き出して一緒に分解したりできるのが楽しい。
オリマーさんをみつけるひつようがある
↓
オリマーさんはどこにいる? ⇛ さいかいのはなぞの
↓
さいかいのはなぞののどこにいる?
みたいな感じで整理していくのは良い体験だった。なんだか「効率第一。ダンドリオン」みたいですね。
とはいえ、全部マッチしたなというわけではなくて、
四歳にはピクミンは難しすぎるな
— えあり (@AirReader) 2020年11月20日
のうちの、特にボス戦が難しいのが一番のハードルで、これはどうにも改善が難しいなと思った。カメラを動かしてボスを視界に入れながら逃げながらピクミンを投げて攻撃する、という操作は大人でも難しい。それでピクミンが殲滅されると「ほら〜〜〜〜難しいっていったじゃん〜〜〜😭」という感じになる。確かにボスはでかくて怖いのに加えて、強いとなると確かに逃げたくなるよなとは思う。が、いつまでも臆病風に吹かれていては成長はないので、いける頑張れとケツを叩き、ボスに負けたとしても挑戦したことを褒めて、その後僕がボスを倒すことで先に進むことで解決とした。まあ、これはしょうがないと思う。
まあそもそも…
このゲーム、4歳児は対象にしてないと思うので色々しょうがないね。