日直地獄

小学校では事件が起きる

虫垂炎で入院した(2年ぶり2度目)

前回のあらすじ


前夜

日曜の夜から腹に違和感が出てき、深夜近くもなると、虫垂のあたりを上から抑えたらなかなかの痛みが走るようになる。それでいて、痛いスポットをちょっと逸れると全然痛くないという特徴もあった。これはアレっぽいな〜、痛みもめちゃくちゃ似てるわ〜、でも寝たら治るかもとか思いながら寝た。触らなければ大した痛みではなかったのですんなり寝られた。

当日

痛みは若干引いたような気がするけど、痛みの波がある状況。前回のような熱はないが、怪しい…。

かかりつけの病院に行き、過去の経緯とか症状を伝えた所、あなたの予想当たってると思うよという感じで紹介状を書いてもらい、大病院へ。血液検査、CT、レントゲン、エコーなどを経てごく初期の虫垂炎だろうという診断が出た。血液の炎症反応は低いものの、虫垂は明らかに腫れている、ということだった。

ここで手術で治すか、抗生物質で治すかという選択を迫られた。前回は抗生物質で直したので、今回もそういう気分で病院に来たのだが、急に手術の選択肢がでてきて困ってしまった。前提条件として、

  • ごく初期なので抗生物質でも治りそうではある
  • 虫垂炎を抗生物質で治療した場合、1年以内に30%くらいが再発する
    • 前回は回盲部炎まで発症してたので抗生物質治療しかなかった
  • 中を見て炎症が広がっていた場合、虫垂を超えた範囲も切除することがある
  • 何度も虫垂炎を発症する場合、別の原因を抱えている可能性がある。とってチェックする

という提示をされて、フラットに手術か投薬かの選択を迫られてすごい。こんな感じで腹に穴をあけるかどうか意思決定されるのだなということを知った。
結局、2年で再発なのであれば今後も再発する可能性は高いだろう、発症を繰り返すのもいやだし、初期のうちに虫垂だけを確実にとれるほうがいいだろうと判断して手術することにした。


全身麻酔で手術することになった。全身麻酔は初体験。意識が途切れるタイミングを想像するとこわいと思っていたが、大したことなかった。
「意識があるうちは深呼吸をお願いします」と言われ、深呼吸していると、徐々に体が重くなっていき、視界がブラックアウトしていく感じ。すげえ眠いときと似てる。「あっ、これはこのまま寝るな」と思ったのが最後の記憶。手術台からの視界は、映像作品のそれと同じ感じで面白かった。

手術後

手術後の第一声がこれなので全身麻酔を気にしていたことがわかる。

手術後のくしゃみはマジでやばくて、激痛が走る。ヤバすぎるのでくしゃみが出そうになると、鼻息を強くして無理やりかき消すようにした。1週間経過したがまだ痛い。

傷口の変な癒着を避けるように翌日から動くように言われるのだけど、そもそも腹筋を使えないので全然起き上がれないし、起き上がってちょっと歩くだけで全身の軋みがすごい。歩くときにはいろいろな筋肉が連動しているのだなと思わされる。

病気とは関係ない。なんか入院すると隣の病床のおじいさんがイヤホンもせずに普通に国会中継を流していることがある(気がする)

まとめ

健康には気をつけましょう。虫垂炎どう気をつけたらいいかわかんないけど。