日直地獄

小学校では事件が起きる

TileMap Merger という Godotアドオンを公開した

思い立って昨年の10月くらいからゲームを作っている。途中でガノンドロフに邪魔されたり、オリマーがまた迷子になったり、ボードゲームばっかりやっていたり、寄り道しながらぼちぼち開発を続けている。自身のゲーム開発の効率化のためにアドオンを作っていたのだけれど、Unity の失策で Godot Engine が盛り上がっているし、せっかくなのでUI周りをまともにして公開することにした。おそらくニッチなニーズであるとは思う。

GitHub - airreader/tilemap-merger: Tilemap Merger is TileMap editor addon for Godot 4.
TileMap Merger - Godot Asset Library

TileMap Merger の機能

  • TileMapを別のTileMapに貼り付けて、新しいTileMapを作成・既存のTileMapの編集ができる
    • スタンプみたいにペタペタ貼り付けられて便利だとおもう
  • 貼り付ける Isometric TileMap を回転させることができる
  • 貼り付ける場所を指定のサイズでSnapできる
  • この動画を見たらできることは全部わかる

特長

  • 既存のTileMap Editorでもコピペは可能なんだけど、1レイヤーしかコピペできない
    • 複数レイヤーの高さのある TileMap をコピペするには不向き
  • 既存のTileMap Editorでは、Isometric TileMap は回転させることはできない
    • ただ、今は Diamond Down 形式のIsometric TileMap のみ対応している
  • タイルマップの領域をスナップできる。5x5 を1セットとして扱う、みたいな処理を行ったりする人には便利なはず
  • タイル自体も回転させることができる。部屋の壁や角、大砲などタイルに向きがあるタイルを回転させるには必須

Godot Engine 盛り上がるといいですね

ゲーム開発経験でいえば、10数年前にUnityをちょっと触っただけ、しかもそもそもエンジニアではないので、信憑性を主張しにくいが、Godot はとてもいいと思う。わかりやすいところでいうと、以下の点が良い。すぐ試せるのは正義。

  • 軽い(動作も軽いし、インストールも簡単)
  • オープンソースでMITライセンス

またコード的にもGDScriptはわかりやすいと感じている。触り始めたのが昨年の10月からなのでちょうど Godot 4.0 Beta がリリースされた時期でタイミングが良かった、というのもあると思う(変更点を見るとコードの書きやすさがかなり違いそう)。