日直地獄

小学校では事件が起きる

絵本の感想を書くときに、子供の感想も記録できるといいなーって思って、この本どこが好き?と聞くと全部!と帰ってくるので書くことがない。まあ自分の気持ちとか好きなことを表現するのは難しいので仕方ない。俺も下手だもん。
このやりとりを続けることで表現がうまくなるといいのだけれど。

古い絵本を読んでいると、たまに箱型で丸いチャンネルのつまみがついている古いテレビが出てくるのだけど*1、子供にこれがなにかと聞くと「電子レンジ」と言われる。もう薄型のテレビしか見ないもんね…。

*1:テレビはついてない

妻が用事で泊まりで実家に帰り、私はマンションの集会があるので自宅に一人で過ごすことになった。


こういう場合、生活が怠惰の極みになる。というか大学時代のような生活になる*1。朝は寒いので布団からは出ず、朝飯は食わず、昼夜もラーメン、ピザ、ステーキというセレクト。野菜の出番はない。ふらっと家の周りの飲み屋にでかけてみたいという気持ちもあるけど、怠惰が勝ってしまった。まあ、どちらも普段できないことなので、どっちが善い悪いではないのだが。


日頃できないことの一つ、映画館で映画を見た。映画館ではジョーカーかターミネーターの新作が見れたら良いかなと思いつつ、上映時間は調べなかったので、行って時間帯の合う良さそうな映画を選ぶ。ホラーもいいねということで、「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」を見た。これはホラーなのか??確かに、いきなり怖い造形の生き物が出てくるとびっくりするけど、いい大人がよくわからないアイテムをこねくりまわしながら、時には死んだり、時にはキスをしたりと、目まぐるしく状況が変わるので最後は半笑いで見てた。


AmazonPrimeVideoでターミネーター2も見た。前述の通りターミネーターの新作の上映の時間帯が合わずITを選んでしまったので、代わりに自宅で2を見た。面白い。面白いけど、お話のメインストリームより、ダイソン一家のことが気になってしょうがない。子供が生まれると物語の受容の仕方が全く変わるなあという気持ちに改めてなる。


あと、絵本のレビューを書いた。これも日頃なかなかできない。その成果がでて、かなりブクマされたので嬉しい。僕はレビューした本は大人になって初めて知ったのだけど、結構読んでいた人が多く、そして好きな人も多かったようで、いい本なんだなというのを改めて感じた。

*1:ただし、大学時代より小金がある

「はじめてであう すうがくの絵本」を読んだ。親子の自明さの差で楽しめる本

子育てをしていると大人にとって自明であったり、少しも考えずにできたりすることが、子供にとって難しいことなんだな、と気付かされることがたくさんある。そういうものだ、という心構えはあったものの実際直面すると、なるほどな、と思うことは多い*1

「はじめてであう すうがくの絵本」は、思考面での自明さを丁寧に解体して、親子のコミュニケーションに落とし込んでくれる、とても良い本だった。

はじめてであうすうがくの絵本セット 全3巻

はじめてであうすうがくの絵本セット 全3巻

自明ではないこと

この本のタイトルには「すうがく」が入っているが、「数学」での数式などの話は出てこない。“数学的な考え方”を平易で身近な問題に置き換えていく。その置き換え方や子供にウケるフックの内容がとても巧みだと感じた。

例えば、1巻の「ふしぎなのり」の章では下のような問題が出される。


大人にとっては特になにも考えずに出来ることだし「日本語を喋れるようになり、対話が出来るようになった今、この問題は普通に理解できるのでは?」と思ってしまいがちだが、そうではなかった。このような自明に思えることですら、いくつかのルール、慣習によって導き出されているのだと分かる。それが分かってしまえば、あとは要素を解体すれば、わかってもらえる…かといえばそう簡単ではない。分かりやすいように工夫しなければならないし、子供は分からないことがあるとすぐに「わから~ん」といって止めようとするので、モチベーションの維持にも気を使う必要がある。それには次のページがいい役割を果たした。


特にうちの子供の場合、右の表が抜群に効いた。組み合わせのアウトプットがナンセンスなもの、面白いもの、妥当に嬉しいもの、どんどんでてくるので、ずっと笑っていた。面白いので自分でも組み合わせようとする。これでモチベーションが維持されたので、あとはわかりやすく教えるだけになった。このページでは、注目すべき行以外を手で隠して、行を確定させ、続いて列も同様に行い、セルを確定させるなどを繰り返した。結果、うまく表を理解できたようだった。

親には子にとって自明ではないことを教えてくれ、子へは自明ではないことへのストレスを緩和してくれる。それが親に教え方を工夫するだけ余裕をもたせてくれるのだ。

褒めポイントが無数にある

他の子がどうかはわからないのだけれど、子供は(大人も?)わからないことや間違うことへのストレスは大きいようで、前述の通り難しいことに直面すると「わから~ん」と言ってやめようとする。だから適切な難易度、褒めポイントが必要になる。この絵本は親の工夫でたくさん褒めポイントがつくれるものになっている。

例えば1巻の「なかまはずれ」では絵から集合を作る問題が出される。これがとても良くて、まず答えが複数あるし、そもそも何らかの条件でグルーピングできた、という時点で褒めてよいものだからだ。

正しい条件を答えられればものすごく褒められるし、条件が言えずになんとなく選んだ場合でも、なんとか条件をひねり出したりしてなんとなくストレスがたまらないように仕向けたりできる。上の絵で息子は「自転車」を選んだんだけど、理由を聞くと「自転車は車輪が2個」といったので、そうだね他の車は車輪が4個以上だね、などと微妙に間違っていないようにしたりもできる。

こういう工夫の余地があると大人も頭を使って楽しくて良い。子供は褒められまくるからなのか、どうやらこの本が好きになってくれたようでそれもよい。

悪いところ

1冊が長いので寝る前に読むと大変!

章のタイトルのリスト

  • 1巻
    • なかまはずれ
    • ふしぎなのり
    • じゅんばん
    • せいくらべ
  • 2巻
    • ふしぎなきかい
    • くらべてかんがえる
    • てんてん…
    • かずのだんご
    • みずをかぞえる
  • 3巻
    • まほうのくすり
    • きれいなさんかく
    • まよいみち
    • ひだりとみぎ

こちらもどうぞ

*1:鼻がうまくかめないので、教えてあげたいけれどもどこに力を入れたら良いかとか教えられない、とかね

妻に保育園の会合に出てもらい、またその後ひとりで出かけたいとの事だったので、長男と次男とで出かけることにした。家にいると、次男が長男のおもちゃをなめたりして長男が怒るし、ベビーゲートに入れると行動範囲狭いので次男が怒る。解決策は出かけるしかないのだ。

どこか良い遊び場所がないか調べていたところを長男に見つかってしまい、そして画面に映ってる鉄道博物館の写真を見てしまったため行き先が即座に確定した。先月も行ったよ…。電車の求心力怖い…。


長男のおしっこと次男のおむつ替えのために多目的トイレを使った時のこと。外にでると車椅子の方が待っていた。私がベビーカーとともに外に出たあと、長男は車椅子の方が入りやすいようにドアが閉まらないように抑えて待っていた。優しい。離れ際に「鍵閉めてな~!」と言っていて、その分け隔てなさ感もよかった。みんな笑顔だった。


ガチャガチャとお土産の両方買いたいといって泣いた。どっちかだけ、と伝えると泣きに泣いたが、ある程度泣くと近くにあったSLの模型動かして精神を落ち着かせ、今日はガチャガチャはやらない、だからお土産だけにする、次来たときにガチャガチャをする、と自分で整理をつけて気持ちを切り替えてたのでえらかった。