日直地獄

小学校では事件が起きる

文部科学省が配布している科学情報のポスター「一家に1枚」をコンビニ印刷してラミネート加工する

「一家に1枚」は文部科学省が配布している大変クオリティ高い科学情報のポスターのこと。毎年1枚追加され現在は合計19枚あるそう。品質が高いので、どうしたって子供に提供したくなる。素晴らしい取り組みですね。
www.mext.go.jp
しかしこういうやつは、どう考えても風呂に持ち込めたいし貼れたい…。そういうことを考えてふとAmazonを検索したらA3対応のラミネーターが4000円以下で購入できることに気づいた。案外お安い。
現実的な価格でラミネータが購入できることがわかったので、あとはA3プリントできれば風呂持ち込み行けるな、と思って試しにコンビニで印刷したところ満足できる品質だった。
それぞれ問題ないことが確認できたので、実際にラミネーターを購入しラミネートして風呂に持ち込んでいる。1枚数百円で高品質な科学教材が作成できるのはとても嬉しい。
以下は作成に関する知見です。

文字が細かすぎる問題と、どのコンビニのプリンタを使うべきか

ポスターを見るとわかるけれど基本的に情報が詰められており細かい文字も多い。この細かい文字をコンビニのカラープリントでどれほど再現できるのかは大きな関心ごとである。調べてみるとコンビニのプリンタはSHARPとFUJIFILMの2系統あることがわかった。

  • ファミリーマート、ローソン: SHARP A3 普通紙 フルカラー80円
  • セブンイレブン: FUJIFILM A3 普通紙 フルカラー 100円

せっかくならキレイで読みやすいほうがいい。ということでいくつか印刷して比較してみた。*1

結論から言えばセブンイレブンのほうが細かい文字の表現を得意としているように思えた。ただし、ファミマとセブン1店舗ずつでしか試してないのでプリンターのメンテナンス状況にもよる可能性はある。

なお、セブンイレブンのちょっと小さめ設定は「有効」にしておくほうが良い。無効の場合端が切れてしまう事がある。少なくとも光マップでは切れてしまった。

セブンイレブンで印刷した「海」
ファミリーマートで印刷した「日本列島7億年」
ファミリーマートで印刷した「細胞」

ただし、セブンイレブンのネットプリントでは元素周期表のPDFを読み込んでくれない。どうも印刷可能な用紙サイズの範囲を超えるらしい。この場合、手元でPDFの用紙サイズの変更の一手間を加えてからプリントする必要がある。用紙サイズの変更手順は下記に詳しい。
www.adobe.com

また、PDFを解像度を300PPIくらいのJPEGにエクスポートして印刷するのとPDFのまま印刷するのを比較したりもした。断然PDFの方がキレイということもわかった。400PPIでもまだPDFの方が優位だった。

ラミネートして風呂に持ち込む

ラミネータはアイリスオーヤマのやつを買った。セールで3590円くらいだったので今は5000円くらいになっているかもしれない。

フィルムは店舗にこれしかなかったのでこれを買った。アイリスオーヤマのフィルムを買おうと思っていたが売っていなかった。純正でなくても全く問題ないことが確認できた。

使い方は全然難しくないし、生成物は普通に風呂に貼り付けられた。
ラミネート加工すると心なし資料の発色よく感じる。これは単に気持ちの問題かもしれない。

*1:なお、完全な比較をするなら同じデータをそれぞれのプリンターで出力する必要があるが、80〜100円を惜しんで厳密さはあきらめてる