ふーん現象撲滅

「これすっごい面白いからやってみて（読んでみて・行こう、など）」などと、とびきり薦められるとそんなに面白いのかーと思いつつもなかなか手を出しにくかったりします。Web2.0だポストモダンだとか言いながらも先を越されっちまった悲しみに打ちひしがれてしまうのです。だから防衛としてとりあえずふーん現象を起こし、ふふんまあとりあえずやってやるぜ見たいな感じを醸し出してしまいます。良くないですね。虚栄ですね。それからそれが気に入った場合それが相手の専売特許のような気持ちを持つことも唾棄すべきものです。
まあ、悪食の多いこの界隈ですから、格段の心配は無用だとは思いますが、たまに自分属性を身に付けており何物も何者も受け付けない方がおられるようです。そういう方とお話しすると楽しいのですがなかなか骨が折れます。出来ればもうちょっとこちらの話も聞いていただきたい。
炎属性のクリーチャーに水を薦めるのは無理だけれども、炎属性のクリーチャーに雷を薦めて雷属性をつけることぐらいは可能なのかもしれないからです。

おかしな先祖 (講談社文庫 ほ 1-7)