入院してました。年末のクソ忙しい時期に。知見というものはほとんどないけど、
- いつもと違う痛み、という直感は信じた方が良い
- (京都府在住の)おとなも使える救急電話相談、救急安心センターきょうと(#7119)ができてた
は覚えておくと便利そう。
以下は記録です。
12月19日(土)
なんとなく胃が痛い。ストレスが結構溜まっていたので胃炎かなと思っていた。このときはそれほど深くは考えていなかった。
12月20日(日)
お腹全体が痛いような気がしてくる。激痛ではないが、経験したことのない(下痢等の痛みとは異なるという意味)痛み。でもまあ一晩経てば治るかも知れないから様子見でもいいかと思っている感じ。たまに背を伸ばすのが嫌で、前かがみになる感じの痛みが走る。
12月21日(月) 日中・夕方
一晩寝ても治らなかった。それなりにしんどかったし、めちゃめちゃ外しにくいMTGが午後からあったので、様子見として午前休にする。午後MTGで「なんかおかしくて、経験したことのない痛みなんですよねー」とか喋ってた。その表現は正鵠を得ていたと言える。MTG終了とともに退勤。
意外と飯は普通に食べられるし下痢もしていない状態。しかし熱が、19時頃に37.5度位まであがる。20時頃には38.1度まであがる。
発熱し、コロナだと良くないので別室で寝ていたところ、長男が子供が寂しいと言ってくる。経過を見るとコロナではないのではと思い寝室に移動する。次男はなぜかこんなタイミングだけめちゃめちゃ引っ付いてきて、腹部にダイブしてくる。ダイブされると痛みが走る。痛そうにしていると、頭をナデナデしてくれる。それがめちゃくちゃおもしろいんだけど笑うと腹が痛い。
12月21日(月) 夜
腹を触っていたところ、虫垂部分を押すと痛いということがわかってきた。インターネットにて虫垂炎の症状を見ると、これまでの経過とかなり酷似しており、虫垂炎の疑惑を強くする。
確証が欲しく、電話相談窓口がないか調べてみると、
令和2年10月1日から「救急安心センターきょうと(#7119)」が始まりました!
こういうのが始まっていた。子供の医療相談窓口(#8000)は知っていたが、こういうのがあると助かるので良かった。
僕の場合、電話でアドバイスが貰えるというわけではなくて、現在やっている病院の紹介で終わった。とはいえ、病院に電話相談をする際に、「ここで相談して紹介されました」と伝えられるので、自然なコミュニケーションのきっかけとして役に立ったなと思っている。
いくつか病院に電話したが、
- 発熱しているので、時間外は受け付けられない(コロナの影響)
- 症状からみて今対応できる人がいないので受け付けられない
などで多少難儀した。結局日赤の救急を受診することになった。タクシーに乗って病院にGO!
12月21日(月) そして病院へ
CT&造影剤
CTを一発撮影したが、患部がはっきりしない、もしかしたら膿が外に漏れているかも知れない、ということで、造影剤を入れて撮影となった。造影剤の体験は異次元な感じだった。造影剤は温められているので、太い血管から造影剤が駆け巡っていくのがわかる。血管はちゃんとつながっているんだね。日常生活で血管を意識することなんか無理なわけだから、たいへん面白い体験だったと言える。陰嚢周辺にたどり着いたときに、ギュン!っとなったんだけど、温度に敏感だから?なんだろうな。
病名確定
結局、自己診断の通り虫垂炎だった。疑われていた膿の漏出はなかった。ただ小腸と大腸がつながる回盲部も炎症があって、手術が難しいので(大腸と小腸をつなげる手術になる)保存的療法で行きましょうということになった。抗生物質の投与で経過観察。
my new gear… (虫垂炎で入院です) pic.twitter.com/Hw3vensNVg
— えあり (@AirReader) 2020年12月22日
~12月27日まで 入院
飯
22日、23日と絶食になる。点滴をしているからか腹が減るというよりは、口がさみしい感じになる。なので、空腹時のイライラ、みたいなのはなかった。24日からご飯が出ます、ということで楽しみにしていたのだが…
不味いスポーツドリンクみたいなのが出てきて笑った。二日絶食してやっと飯が食べられると思ったらコレ!笑っちゃった。 pic.twitter.com/9CniS8nuv5
— えあり (@AirReader) 2020年12月23日
なぜかやたらとメシ通の記事が目に入るし、ざんげ飯とかふたりのソロキャンプとかご飯系のマンガを読んでいた。なぜなのか。
25日の飯はどうかと思ったら、またもや液体だった。
この日は向かいのベッドの患者がカップ焼きそばを食べ始めて、匂いの暴力を実感したりした。この液体には味がある pic.twitter.com/JsLmSHRcQf
— えあり (@AirReader) 2020年12月24日
26日の飯は軟飯で、The病院食という趣。美味しくはない。というよりは、味が、ほとんどないよね…。
インターネット
病院にwifiがなかったので繰り越し続けたスマホのギガが全部吹き飛んでしまった。まあ、Switchのゲームダウンロードしたりしたしな…。これ以上入院が長びく場合どうしたらいいのやら。物理本はかさばるし…。
コロナの影響
コロナの影響で面会は一切できなくなっていた。また、2つの病棟に別れているのだけれど、片方の入り口が封鎖されていて、人の出入りが制限されているようになっていた。早期に診断してもらって入院できて良かった。医療崩壊が起きたときに、こういう病気がどう扱われるのかはわからないけど、医師や看護師が疲弊していったときには確実に影響が出るので、ちゃんと医療が提供されていることにめちゃくちゃ感謝していた。
退院
最初の診断でどれくらい入院か聞いたところ、最低でも1周間はかかるしもう少しかかるとのことだったが、1週間の入院で済んだ。結果的に手術も回避できて全部丸く収まった。